薬王堂気まぐれ通信使bS80 2008・6・15
Yakuoudo Capricious Communications Satellite
6月15日の日曜日、安芸地区薬剤師会を代表して「身近な薬草・春」と題しお話しをしてきました。
10時から12時まで、40数名の方々が広島市畑賀福祉センターに集まり熱心にお話しを聞いてくださいました。
毎年一回、近郊の地区を巡回して身近な薬草を中心に話しています。
途中、最前列の太っ腹のお父さんが急に席を立ったので驚きました。
おしっこだったんですね。
この後、私は水谷峡に行ってみます。
ここからの呉娑々宇山(ごさそうざん=682m)に至る登山ルートは初めてでした。
駐車場から見える水田は稲が植えられたばかりです。
ハチクやマダケ?のタケノコ、オオバノトンボソウを見ながら歩き始めます。
ヤマアジサイが咲いていました。
ヤマアジサイ
テンナンショウの仲間でしょう、形の違うものや斑の入ったものが見られます。
急な山道には赤花のヤマツツジが目立ちます。
ミツバツツジの仲間は雄しべが10本ですがヤマツツジの雄しべは5本です。
よく見ると花の色が微妙に違います。
@、A、B、C、
個体差なのでしょうか?
コアジサイも今が花盛りでした。
中腹から下界を見渡してみました。
今にも雨が降りそう・・・
あそこに見える建物が畑賀福祉センターでしょう。
芸予地震で割れた岩がありました。
イワタケも付いています。
押すと落ちそうな岩もありました。
登り切ると尾根筋の道が続きます。
尾根筋の道
テイカカズラ、サンヨウアオイ、ツルアリドオシ、ミヤマシキミなどがあります。
ツルアリドオシの白い花は印象的でした。
ササユリが一輪だけ咲いていました。
ササユリ
昔はもっとたくさんありましたが植林のすすむ杉林では育たないのでしょう。
所要時間は約2時間!
呉娑々宇山(682m)に到着します。
府中町側からのルートで数回ここに来たことがあります。
頂上付近にはバイカウツギ?やサルトリイバラがありました。
三角点にある石の字はこう読み取れます。
陸軍輸送悠?域第云々
後ろには昭和十五年六月とあります。
ずいぶん昔から電波の反射板が置かれていたようです。
足下にアカスジキンカメムシが一匹、蟻が囲っています。
雨が降り出しました。
道の無くなった谷筋ルートを転がるように下ります。
ヤマアジサイもすでに濡れています。
さようなら、イワタバコ!又来るからね。
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